会社の制度で本を5万円分買っていい賞がもらえました。
このままじゃ人生詰んでしまうと思ってた私は、本屋さんで気になった本を片っ端から予約したんですよ。
やみくもに行動しても疲れるだけだし、やっぱり本読むの大事!と思ってたところに本代5万円はありがたかった!!
そして予約していた本がようやく全て揃いました。
計11冊。
で、本を読むのって時間かかるし読んで終わりになりがちじゃないですか。読んだときは頑張ろう!って思うんだけど、結局何がわかったんだっけ??ってなりませんか?
例えば仕事の資料作成に生かそうと思って本買ったのに、結局生かせなかった、というようなこと。
そんな人は読書の方法を知らない可能性があります。
私はこの方法を知って、かなり読書がしやすくなりました。
やみくもに本を読む前にこれ読んでおけば、本の内容を自分のものにできますよ。
大量の本の中から「まずこれだけは」と持ち帰った一冊
本屋さんのカウンターに積み上げられた11冊の本の前で、直感でこれは持って帰ります、と言ったのが「知的アウトプットにつなげる超インプット術 読書HACKS!」原尻淳一著でした。
他の本は配送をお願いしたんですが、この本だけはすぐ持って帰って大正解でした。
帰りの電車の中で読みだしたら止まらなくなって、一気に読んじゃいました。
なにが良かったかっていうと、私が欲しかった読書の「やり方」が満載なんです。
帯には“サクサク読める、人生が変わる!知的生産力をアップさせる「超読書術」”て書いてあったんですが、偽りなし。
この本のコンセプトが“とにかくアウトプットにつなげる事”だから、読書したことを実際の仕事にどう生かしていくか、ということがしっかり書いてあるんです。
たくさん本読むと、満足はするけど頭の中ごちゃごちゃになりませんか?
本を読めって小学生の頃から大人になった今に至るまでずっと言われることだけど、本をどうやって読んだらいいかって教えられたことないんですよね。
「知的アウトプットにつなげる超インプット術 読書HACKS!」は
- 読書で得た知識を日々の仕事や生活に活かす方法
- 基本的な本の読み方
- 本を読むためのツール
という義務教育で教えといて欲しかった本の読み方がしっかり書かれていたんです。
とても実践的。
私がすぐ取り入れた、おすすめ読書HACKS3選
すぐにでも取り入れられる方法は以下。
①付箋を使いながら読む
この本読んでる最中からまさに手元に付箋がなくて半狂乱になるとこでした。
読み飛ばせなくて、ここまた読みたい!という箇所に付箋紙をはりたくて仕方なかったんですよ。
でも、ただ闇雲に付箋を貼ってたらそれはただの栞。
そうじゃなくて頭を整理しながら読むために付箋を色分けする方法が紹介されてたので即実践です。
- すぐやってみたいこと:赤
- 仕事に役立ちそうだな、というところ:青
- もう少し調べたいところ:緑
- 文章がスキ!:ピンク
みたいな感じで、付箋の色ごとに目的を持たせるんです。
本の中で言われてる表現を借りると「付箋で本に杭打ちする」というイメージ。
読みながら情報を整理できるから、1回目を通しただけでもすぐ中身を振り返ることができるんですよね。
自己分析のために絶対試して欲しいのが「特に理由はわからないけど好き!」という部分に付箋を貼ること。
私はピンクの付箋貼ってるんですが、後からピンクの付箋を貼ったところを見返すだけで自分が好きなこと、興味をそそられる内容の傾向が掴めるんです。
このHACKを知ってから、私は読書に付箋が手放せなくなりました。
②スキマ時間でも効率よく読むため。読書キットを作る
これ、普通にえええええ!て思いました。
本を読む用のセットを作るっていうことなんですが、そんなの意識したことあります?私はありませんでした。
私は外で読書する時、ノート・ペン・付箋・イヤホン・目薬が必須だったんだけど、だいたいどれか一つ持ち出すの忘れるんですよね。
こないだは目薬とイヤホンをどっかに落として帰ってきました。
いつも読書に使うものがあるならまとめておいて、読書キットにしておけばいいという発想は目から鱗でした。
これが本を読んで早速作った私の読書キット。
付箋はフィルムタイプと、紙タイプ二つ入れてます。
フィルムタイプは文字が隠れないから、本にノートのようにメモ書きできるのが良いところ。
インデックス付箋は普通の紙タイプで、絶対戻りたい部分(何か書き物をするときの根拠にしたりとか)に使ってます。
ようは必要なものを一つのポーチにまとめとけってそんだけの事なんですが、これでだいぶ探し物の時間が節約できたし、読んでそのままになることがなくなったんですよね。
メッセージカードの使い道は次のところで説明します。
③無印良品で500円プチデータベースを作る
本を読んでいて、後からでも読みたい部分や覚えて置きたいところがあったら、これまでエバーノートやドロップボックスを使ってました。
でも結局見なきゃ意味がないんですよね。
これはアナログで自分専用のデータベースを作る方法。
複数の本を読んでると「あ、これあの本にも書いてあったな」「これとあの本のあそこは関係してそう」って頭の中で思いつくことないですか?
それをデータベースで管理する方法が紹介されてました。
それが「無印のメッセージカード」
ブログを書く時や仕事の資料を作りたいとき、あの本のあの辺に書いてあったことを参考にしたい…ってことないですか?
そんなときに、すぐ情報にたどり着けるんです。
このカードを作るときも、付箋の色分けが生きるんですよねー。ペンの色を変えるんですがやり方は是非本で確認してくださいね。
アナログな方法のほか、クラウドサービスやブログを読書データの集約に使うというHACKも紹介されています。
読書HACKS! 知的アウトプットにつなげる超インプット術 (講談社+α文庫)
ほかに面白かったところ
①ソクラテス。読書HACK14 ウィキペディアで著者のエピソードを読む、の所のソクラテス。
②読書成長モデルのチャート(こういう目次の作り方あるのか!という意味で)
③歯磨き読書に適した歯磨き粉を紹介してる(すごい真面目に)
他にもたくさんのハックが紹介してあり、情報過多で途中頭が痛くなったほど。
これ一冊持っておけば、今後手に取る一冊一冊から必要な情報をきっちり抽出できそうです。本というより道具みたいな本でした。
よし本をたくさん読んで頑張ろう!と思ったらまずこの本を読むべき。
読書の仕方は自分で勉強しないと教えてもらえないですからね。
読書HACKS! 知的アウトプットにつなげる超インプット術 (講談社+α文庫)