「好きなこと」「向いてること」「才能」「資質」それらを活かして生きていこう!という風が強くなってます。
わたしは「資質」をウリにした起業塾で失敗しました。
才能鑑定や資質診断にふりまわされて、起業塾の先生が信じる鑑定の診断結果を「資質」として押し付けられた結果、じぶんを見失っていた気がします。
じぶんのことってじぶんではわかっていないもの、だからと言って人の言うなりでは絶対ダメだと気がつきました。
反省点 弱ってるときほどじぶんの軸がブレるので注意する
どん底一歩手前が要注意 魅惑的な文章に釣られる
同じ失敗をしたくないのではっきり認めますが、起業塾は大失敗でした。
原因はじぶんの声を無視し、疑問に思っていたにもかかわらずうまい文言につられてしまったから。
「いやこれ絶対中身ないやつ」と思いつつ、たくみな文章につられてしまったわけです。
それはなぜかと考えたら、じぶんをしっかり持ってなかったから。これにつきます。
騙されたり高額商品を買ってしまう人って、じぶんの判断に自身がないんです。ライター業をかじり文章を勉強したので気がつきましたが、世の中はいかに興味を引くかと言う誘惑であふれかえってます。
これの意味、わかります?弱ってるときほど響くんです。
もう疲れた、この先が不安すぎる、なにかにすがりたい、かわりたい…。こんな感じのどん底一歩手前くらいの精神状態のときに引っかかるんですよ。
- 「人生を変える値段が安いと思う?」
- 「値段は覚悟の証です」
- 「絶対わたしは見捨てませんよ」
- 「できる人は即決・即行動してます。すぐはじめることが変わる一歩」
魅惑的に聞こえませんか?これ、ぜんぶアオリの常套句ですよ。
その言葉を冷静にじぶんに問いかける
先に書いたような文章ってザワつくんですよね。そう言うシチュエーションすら作られた上でトドメの一言として使われるので。
大事なのは冷静にじぶんに聞きなおすこと、これかな、とわたしは思います。
「人生を変える値段が安いと思う?」という問いかけ
→人生をかえるのは金額ではなく「経験」
高いカバン買ったら人生かわります?高額セミナーで人生かわります?ジムのパーソナルトレーニング契約、英会話学校、プログラミング教室、どれも20万から30万です。
入会したら変わるわけではないんです。だから値段じゃない。
「値段は覚悟の証です」という問いかけ
→覚悟はじぶんがとる「行動」に対してするもの。
例えばハイブランドのカバンを持つために3ヶ月食費削ったり節約してもいいか、という「行動」に対してするものだと思うんです。そのために高額の買い物をするという決定をしてるだけであって、覚悟ではないんです。
ブランドバッグは例ですが「じぶんがとると決めた行動に対する費用」として費用対効果をみるようにしないと、お金だけ搾取されていきます。
「絶対わたしは見捨てませんよ」「一緒に頑張りましょう!」というフレーズの甘さ
→具体的にどういうことですか?見捨てないって弱ってる時はとてもしみる言葉なんですが、実態ないです。
みてるだけなら園児でもできるんで、「サービス提供者の見捨てない」がどういうことをさすのか、じぶんは何を期待しているのか見失わないようにしたいところです。
おなじく入会時の常套句「一緒にがんばりましょう!」
一人入会させることができた!ていうサービス者側の視線で吐かれている言葉なんですよね。
大体の確率で2回目いったとき、担当者は入会時のテンションで対応してくれないです。入会時の熱さを忘れてたりします。
逆に言えば、こちらの気持ちがアツいときをしっかり受け止めてくれるところは商売うまいなっておもいます。
「できる人は即決・即行動してます。すぐはじめることが変わる一歩」という問いかけ
→これは投資セミナーでもよく使われるフレーズ。
服屋のラスト1点とおなじですが、これで高額投資をすすめてくるのは要注意です。すぐはじめる ジムや英会話でもその場で申し込みする策はたくさんあります。次回はないかもしれません、今回だけ、等々…。
わかってるつもりでも引っかかるんですよね。だからこそじぶんがするべき行動からお金払う方に目をそらされてないか、注意しようと思いました。
どうなりたくて行動するのか忘れない→ふりまわされないようになる
どう注意するかっていうと、するべき行動ってなりたい姿があるから、じゃないですか。そこを忘れないってことです。
なりたい姿になれるのか、そういう経験がえられるのかって視点でサービスをみると問い合わせるべき内容がでてくると思いました。
- 退会率はどれくらいですか?
- 参加者はどういう活躍をしていますか?
- あなたの実績はどんなものがありますか?
- どういう成果をえられるんですか?
ここをはぐらかされないこと。そしてこれを聞く勇気が必要なんです。不安になってるときって、こういったことすら聞けなかったりします。なぜなら強い言葉に惹かれてしまうから。
上記質問をした時にこちらをブラされる解答例として
- 退会率を考えてる時点で思考がマイナス
- 大事なのはそこじゃなくてどうなりたいかですよ
- 成果はあなた次第です。そのための用意はあります(←曖昧)
- サービス終了後の方のことは個人情報のため答えられません
あーそっかあじゃないですよ。これぜんぶじぶんの質問からそらされてますからね?
こういう段階をすっとばして気分がアガった状態の決断って、そこが気持ちのマックスなのであとは落ちるだけになります。
冷静さってこういう意味で必要なんだなーって勉強しました。
失敗したからそれを勧めた「あいつ」が悪い、ではない
だから決して中身のないサービスを売った人を責めたり恨んだりするわけじゃないんです。
本当のじぶん、とか資質を生かそう!とか甘いフレーズに引っかかったのはじぶん自身がじぶんの本心を知ろうとしなかったからからに他なりません。
でも失敗をみとめずにこれもいい経験、勉強だよってポジティブに見せかけた言い訳してたらおなじこと繰り返します。
ダメだったもんはダメ、とじぶんで認めて、なにが原因でその選択をしちゃったのか「あーわたしのバカバカバカバカ!いくら突っ込んで何時間無駄にしたんだーーー!」という吐きそうな現実と向き合うことが必要なんだと思ったんです。
良きにしろ悪きにしろ、その選択をしたじぶんにフィードバックすることで自己肯定感につながるはずなんですよ。
「いやこれも勉強だよ良かったこともあったじゃない」とじぶんに言い聞かせてる時点でうちなるじぶんに我慢させてます。わたしはこの手のポジティブが大嫌いです。これで詐欺とか騙されたことから目をそむける人いるけど、最悪です。
「ごめん、これダメだった」はうちなるじぶんの声を認めること。こっちのほうがよほど大事。
結論 何事もじぶん自身に聞いて答えをだすこと
いい子で育ってきた人ほど、世の中の常識や他人の目を基準に考えルようクセづけられていて、じぶんの気持ちを後回しにしがちです。
そのせいで自己肯定感が低くなって、結果だまされやすくなってる面が少なからずあるとわたしは思っています。
もうこれは意識的にやるしかないですけど、常識→行動の順で考えないで、じぶんの気持ち→どうするか、という順で考えることを繰り返すしかないと思うんです。
クソが!て思ったら思ったでいいんです。
言いたいことも言えないようにされてしまった人はノートに書き出すとか呪ってみるとか、いったんじぶんの気持ちを消化するようにしたほうがいいと思います。いったんネガティブを味わい尽くさないと、その先にはいけないんです。
嘆くだけ嘆いて、晴れやかに次にいきましょうよ。