「それって真実なん?」
これ、最近よくじぶんに問いかけるようにしている言葉です。
この言葉が書いてあったのはこの本。
この本、歪んでしまった自己肯定感を高くするのにとても良いと思いました。
診断系ジプシーで、じぶん探して3千里のわたし、小路はこの本を機に毎度「それって真実なん?」と自問するようになりました。
潜在意識とは何か、今じぶんがみている世界はじぶんが作り出したもの、自己肯定感が低くて困っている、そんな人はこれを読むといかにじぶんでじぶんを下げていたかに気づくと思います。
ちっちゃいおっちゃんとは?
潜在意識のことです。
潜在意識をちっちゃいおっちゃんとは、うまく言い換えたなーというのが感想。
おかげさまでとても理解しやすく、イメージもしやすいです。
潜在意識ってオートでじぶんを動かしてくれてる存在、プログラムであると表現されていて、ちっちゃいおっちゃんはその管理人。
潜在意識が作動するプログラムを組んだのは、他でもないじぶん自身というのがこの本の設定です。
メンタルトレーニングの入門書らしく、専門用語は一切使っておらず三文芝居仕立てのストーリーで潜在意識が学べました。
会話中心で読みやすく、潜在意識と自己肯定感についてがわかりやすい
登場人物は30代独身推定無職のタクヤと、謎の少女です。
タクヤがじぶんを好きになり、変化していく過程が関西弁でつづられています。
自己肯定感って、すべては過去の記録から成り立ってるんですよね。
親に理解されなかった、学校でじぶんの意見を行ったら笑われた、好きな人に告白しなくて後悔した、フラれた…等々今まで生きてきた中で起こったことに対してネガティブなイメージをつけて記録してきた結果が、自己肯定感の低さだということが、この本を読んでわかりました。
「『絵が下手や』って信じたのは他人に言われたからやろ?」
「まあそうやな」
「じゃあ、他人の意見が正しいって誰が決めたん?そもそもお兄ちゃんは上手か下手かを基準に絵を描いてたんと違うやろ。好きやからやろ?他人の意見を信じるってことは、過去の記録に縛られて生きるってことと同じことやで」
「たしかに赤ちゃんのときは『自分は絵が下手や』なんて記録はなかったわけやし。ただの記録か(略)
引用;ちっちゃいおっちゃん P25
ここのフレーズ、ぐさっときました。
他人の意見を優先してきた記録が、たしかにわたしの中にあるんです。
いつまにかじぶんの思いより他人の言葉を無意識に優先するようになったのは、過去じぶんがそういう選択をしてきたせいだったことに気づきました。
だから何か思い込んでしまいそうな時に「それって真実なん?」と自問するようにしたんです。
それが記録を書き換える第一歩、じぶんの思いを優先できるよう記録を書き換えていけると書いてありました。
こんな人は読むべき ちっちゃいおっちゃんの本が必要な人
それはヒマな人です。
悩みがない人は読む必要ないですが、ヒマしちゃってる人はヒマを利用して読んでみてください。
切羽詰まった状況のときは、こういう本すら受け付けなくなります。心に余裕があるうちに心のありようを探っておくと、追い詰められる機器は避けられるんじゃないかな、と思います。